カテゴリー別アーカイブ: 旅の話

九州にまたひとつ、いい場所を見つけました。鹿児島県日置市

■九州には、いいところがいろいろ。またひとつ、私の好きな場所が増えました

昨年から今年にかけて、熊本、大分、鹿児島県の鹿児島など、九州各地を訪れる機会が数多くありました。

知覧

ここは鹿児島県・知覧の武家屋敷のひとつ。実際にお住まいの方次第で、見学可能なところと、そうでないところがある。こんなセクシーなカッパが見学を丁重にお断りしている家があり。断られても思わずがほころぶ

そのひとつが、鹿児島県日置市

鹿児島でツーリストに著名な場所といえば、鹿児島市、桜島、知覧、指宿温泉、霧島など。日置って、いったいどこ? 何があるのでしょうか? 私にとっても、そこは未知の場所でした。

私が日置に行った目的は不動産の現地調査でした。ところが、これが思いのほかいいところなので、紹介せずにはいられなくなってしまったわけです。

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岡山に帰省したら、立ち寄りたくなるのはこの場所②「備前福岡・一文字うどん」

■備前福岡と一文字うどん

岡山から、瀬戸内海沿いに兵庫県の播州赤穂、相生を結ぶローカル線が「赤穂線」。
その長船駅の周辺は、典型的な岡山の田舎町の田園風景が広がっていて、まったくもって、のどかな雰囲気です。

しかしこのあたりをうろうろしていると、ときとして、古いお屋敷が並ぶ異空間に迷い込んでしまうことがあります。「そこが備前福岡」という地区です。

最近では、この地域はあの黒田官兵衛ゆかりの場所ということで、観光に力を入れているそうなのです。
とはいえ、岡山出身の私も、じつはこの地区のことよく知りませんでした。恥ずかしながら、地元の観光キャンペーンではじめて詳細を知ったという次第です。
官兵衛といったいどんなつながりがあるというのでしょう?

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岡山に帰省したら、立ち寄りたくなるのはこの場所①「牛窓・前島」

■岡山県瀬戸内市、瀬戸内海沿いにある「牛窓」という漁港

私が生まれ育ったのが岡山県であること、今も岡山県瀬戸内市に家があることは、すでに前のブログでお話ししたとおりですが、そこから、クルマで15分程度のところに「牛窓漁港」があります。

牛窓町は、日本のエーゲ海などと呼ばれたりして、近畿中国地方では、ちょっとおしゃれなリゾートエリアを気取っているので、その名を聞いたことがある方も多いでしょう。
しかしその実は・・・、たしかにおしゃれな施設こそ点在するものの、エリアとしては、結局、瀬戸内海をのぞむただの古い漁港で、とても、いまどきのリゾートと呼べるような雰囲気ではないことは、最初に言っておかねばなりません。

じゃあ「ふ〜ん、だったらなんでそんなところを紹介するんだ」そうおっしゃるかもしれません。

しかし・・・

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お約束どおり、人生の折り返し点すぎると故郷が懐かしくなる

■岡山・・私が生まれ、高校を卒業するまで暮らしていた場所です。

故郷を離れてからは、正直なところあまり岡山を省みることも無く、両親にも「たまには帰ってきいや」などと、不平を漏らされたりしていたものです。当時は、昔を振り返りたくないという思いもあったかもしれません。

岡山後楽園、久々に入園しました

岡山後楽園、久々に入園しました

ところが、人生も折り返し点をすぎたかなと思うような時期になると、お約束のように、そんな岡山が無性に恋しく、気になってくるんですから不思議なものですね。

しかし、いざ恋しいとおもって岡山を振り返ったときには、すでに両親も故郷におらず、近しい親戚もほとんどいない状態です。ただ家だけが、今もぽつんと、瀬戸内市という町に放置されているのです。

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南米ペルーの旅(4)うううっ、トイレ〜

■ナスカからリマへ

avion1

ナスカの地上絵はセスナで

その日は、ナスカで地上絵を観てから、砂漠でサンドバギーに乗って散々遊んだ後、7時間半かけて、リマまで「Cruz del Sur」の長距離バスで帰る、そういうスケジュールでした。

ところが・・・バスに乗る前に、突如として「うっ・・」お腹の具合が不穏な状況になってしまいました。それほどキケンなものを食した記憶はないのですが、やはり南米は侮れないのか、とりあえずトイレに直行するほかありません。情けないことに、バスを待ちながら、何度かトイレに駆け込む始末。

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南米ペルーの旅(3)リマを眺める2つの丘

■アルマス広場からマイクロバスで向かった先は

カテドラル、ペルー政府庁舎、官邸などが建ち並ぶ旧市街の中心、Plaza Armas(アルマス広場)から路地を歩くこと数分・・・

「いったい俺をどこに連れて行くんだ」と怪しむ私を「いいから、いいから」と制しながら地元の友人が案内してくれた道端には、ポンコツのマイクロバスが1台停まっていました。友人の家族とともに、このバスに乗込み、最初に向かった先はインカコーラの工場。

ちなみにインカコーラとは、この国でコカコーラよりも売れている、黄色い(黄金?)コーラ(現在はコカコーラが買収)のことです。
この飲料水を初めて飲んだときには「なんじゃこの甘ったるいシロップは?」と吐き出しそうになったのですが、にもかかわらず、なぜかしばらくするともう一度試したくなる味で、いつの間にか私はすっかりクセになってしまいました。

しかし、もちろん目的地はここではありません・・・。
工場を離れたバスがその後にどんどん入り込んでいった一角は、小さな家が密集する怪しい地域で、通りを歩く人たちの目もうつろ、「危険!」の警告灯が私の中で点滅しっ放しです。バスはまだまだ、丘に続く、曲がりくねった細い道をどんどん登っていきます。

丘1ふと見ると、普通の家の薄汚れた戸板に乱暴な殴り書きで「SE VENDE CERVAZA Y GASOLINA」(「ビールとガソリン売ってます」)と記されていたりします・・・、「なんでビールとガソリンがセットなの!」怖くて、とてもじゃなくけど、こんなところに買いには入れませんよね。場所によっては、ゴミの回収がなされていないのか異臭すら漂います。

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南米ペルーの旅(2)パラカスの自然保護区へ

■こんな砂漠の真ん中ででバスを降りて大丈夫? でも降りてみてビックリ!

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パラカス国立自然保護区

ペルーの旅で思いつくのは、第1にマチュピチュ、第2はナスカの地上絵でしょうか? マチュピチュは、日本人が最も行ってみたいと考える世界遺産第1位だそうです。

ペルーには、ほんとは他にも見どころがいろいろあるんですが(今回の旅でそれがよくわかりました)、時間の限られた旅では、リマ市内をちょっと観光して、セスナ機でナスカの地上絵を鑑賞。その後はクスコに向かい、そのままマチュピチュへというパターンが多いと思います。

それはそれで否定はしませんが、できたら行き先に加えてもらいたいのが、Paracas(パラカス)の国立自然保護区。中でもバジェスタス諸島へのクルーズは、ぜひともです。

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南米ペルーの旅(1)メキシコシティ経由でリマへ

新年あけましておめでとうございます。
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La Rosa Nautica

昨年末から、新年早々にかけてずっと南米のペルーに滞在して、現在1月11日(メキシコ時間)帰国途中の機内です。

今回のペルー行きの主な目的は、リマの新市街「ミラフローレス」の海上に浮かぶレストランで行われた、友人の結婚セレモニーへの出席でした。

もちろん、せっかくここまで来て、あのマチュピチュの遺跡を観ないでは帰れませんよね。マチュピチュ、クスコ近隣のインカの遺跡への訪問も大きな目的です

滞在中はいろいろあり、更新がままならなかったので、遅まきながら、これからいくつかの話題をアップしたいと思います。いやあ~なにしろ充実の旅でした。(まだ旅の途中ですが)

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久しぶりの京都、料亭を堪能してきました

■最近の結婚式
日曜日に京都高台寺の近くの料亭で結婚式&披露宴があり、出席してきました。

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料亭での結婚式&披露宴・・・昔はきっと、それこそ、珍しくないことだったのでしょうが、私には初めての体験。
ただ、最近では人気復活らしく、かえってちょっと注目のスタイルなのかもしれません。

広くて気持ちのいい庭園での人前式の結婚式、庭に面した広間で、ゆったりと食事、大人の雰囲気で、これが、なかなか素晴らしい。前後に他の結婚式が入っていないのも、落ち着けた理由の一つだと思います。

 

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海外旅行先での美術館や博物館、本当に楽しむことができてますか?

■旅の本や雑誌の仕事
弁護士になる前、私は書籍や雑誌の編集の仕事をやっていました。とくに多かった分野は、国内外の旅に関する本や記事、エッセイなど。当時は、仕事でいろんなところに旅に出ることができました・・。
弁護士になって、旅に出る機会が減ったのはちょっとさみしいところですね。

■ところで、ヨーロッパなどの都市を旅するとき、ぜひ観たいのはどんな場所?
景色、寺院、史跡、市場・・・いろいろありますね。
でも、都市観光お約束の場所といえば、有名美術館、博物館ではないでしょうか。たいてい、ガイドブックでも大きくページを割いて紹介しています。パリならばルーブル、サンクトペテルブルクのエルミタージュ、マドリッドならプラド、ロンドンに行ったら大英博物館、フィレンツェならウフィツィー美術館・・・。

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