■ナスカからリマへ
その日は、ナスカで地上絵を観てから、砂漠でサンドバギーに乗って散々遊んだ後、7時間半かけて、リマまで「Cruz del Sur」の長距離バスで帰る、そういうスケジュールでした。
ところが・・・バスに乗る前に、突如として「うっ・・」お腹の具合が不穏な状況になってしまいました。それほどキケンなものを食した記憶はないのですが、やはり南米は侮れないのか、とりあえずトイレに直行するほかありません。情けないことに、バスを待ちながら、何度かトイレに駆け込む始末。
■トイレ付きのバスで安心?
でも「なにはともあれ、まずはトイレつきのバスでホントによかった」
Cruz del Surのバスは、座席も広く設備も整っていてなかなか快適です。お腹の具合も致命的な状況というほどではないので、まあなんとかなるでしょう。
ところが、そのときもたらされた情報は、私にとって衝撃的なものでした。
「いやいや、長距離バスのトイレは小専用。大はしちゃいけないんですよ!知らなかったの?」
というではありませんか。
「ええええ、なんでなんじゃ?」「どういうこと?」
理由はよくわかりませんが、はやり何度確認しても「大はしちゃいけない」
「緊急時は、バスを止めてもらってするしかない」ということらしいのですよ。
そうこうしているうちに発車時間になり、やむなく「お腹が痛くなったらどうする」と、びくびくものでバスに乗りましたが、
その後は、なんとか7時間半大丈夫でした。具合がおかしくなったのが、バスに乗る前でホントに良かった。
結局「大がダメ」な理由はよく分からなかったけれど、トイレに入って便器をのぞいてみると、なるほどこれでは固形物は流れないな、という構造ではありました。
■それにしても、腹痛の原因は何だったのか?
「日本人はお腹弱いからね、おれは大丈夫さ」
そう豪語していたペルー人の友人も、このときは同じく、しかも真っ先にダウン・・・。
「なんのこっちゃ」ですね。長年の日本在住で、彼もすっかり日本人のお腹になってしまったのかもしれません。
腹痛の原因をいろいろと探ってみましたが、共通して口にしたものと言えば、「水」、それ以外にはない・・・。
我々は、水道水を飲んでいたわけではなく、ちゃんとペットボトルの水を買って飲んでいたのですが、
少し前に、うっかり露店で売っているペットボトルを購入したのです。
「味も、なんかちょっと変だった気がする」
「そういえば、キャップの締りがいい加減だった」
「思い出してみると売っていたオバチャンが怪しかった」
など、考え出すと、どんどんそんな気がしてしまいます。
■海外でのストレスにはいろいろあるけど
海外に出てストレスになることはけっこうたくさんあります。
でも、もともと、旅とはストレスの塊みたいなもんじゃないですか、それを味わうのもまた旅の楽しさ、私はそう思っています。
ストレスって、常に悪者のように思われがちですが、ストレスのぜんぜん無い人生なんて、疲れないかもしれないけどつまんない人生、そうは思いませんか。
だって、恋愛だって一種のストレスですからね。
旅だって同じことです。
そうはいっても、正直に言えば、これだけは、できたらご勘弁願いたいという、苦手ストレスも存在します。
トイレのストレス、こればかりは、私の苦手な旅のストレス、ベスト3ぐらいには入ってそうな気がします。
■そういえば・・・こんなトラブルも
そう、リマに着いた初日に、うっかりトイレを詰まらせるという失敗も味わいました。
南米の多くの場所では、トイレに紙を流すのは禁止。トイレに置いてある専用の屑かごに捨てなくてはいけません(捨てるの抵抗ありますよね)。これを知らずに紙を流してしまったのです。
ペルーのたいていのトイレットペーパーは水に溶ける仕様ではありません。しかも、水洗の威力がか細い、これもいけません。
初日痛い目にあって分かっていても、習慣はそう簡単にあらためられず、ついうっかりということもあり、その後もときどき紙を流してしまったことをここに白状します。
一度便器の中に投げ入れ、水没してしまった紙を引き上げるのは、なかなか根性の必要な作業であることは、きっとご想像いただけるのではないかと思います。
■トイレ話の結末
なんだかとりとめのないトイレ話になってしまいましたが、
「長距離バスでは大禁止! ご注意を」
「露店で売っているペットボトルの水は怪しいぞ」
「トイレに紙を流してはいけません」
結局、お役に立てるお話としてはそれだけでした。
日本の快適なシャワートイレ便座に座って、至福のひとときを味わいつつ、この話をブログに載せよう、そんなこと考えてたら
「しまった! トイレットペーパー流しちゃったよ」冷や汗
もちろんここは日本だから大丈夫なんだけどねえ〜
いまだに、トイレで考え事しながら紙を流したりすると、一瞬ひやり・・そんな後遺症が継続中なんです。




