鷲神社「酉の市」の勢いから元気をもらう。熊手を買わなくても・・屋台も楽しい

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今年も熊手の季節がやって来た

■熊手の季節
今年も、東京の街に熊手を手にした人を目にする時期になりました。毎年、11月の「酉」の日に開催される「酉の市」です。熊手を目にすると、そろそろ今年も年末が近づいて来たと感じる方は多いと思います。

■「熊手」といえば、ご存知のとおり商売繁盛の縁起物。
だから、私も、かつて小さいながらも会社の経営に携わっていたときには、熊手を買っていましたが、年々大きくしていくのは大変で(熊手は毎年少しずつ大きなものに代えていくのがよいとされています)、途中で大きさを固定してしまいました。だから、会社はたいして大きくならなかったのか・・・。

現在は、仕事柄、熊手を買うことはなくなりました。法律事務所に熊手が飾ってあったら、ちょっと引きますよね。

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平成25年は11月3日、15日、27日と三の酉まであります

■「酉の市」なんて昔は知らなかった
さて、東京では有名な酉の市ですが、東京に移ってくるまで私はその存在すら知りませんでした。私の出身地は岡山で、親戚も兵庫や大阪です。酉の市の場所は、東京に限定される訳ではなく、愛知や静岡でも行われますが、西日本ではあまり知られていないのです。
西日本で熊手と言えば、えびす神を祀って行われる「えべっさん」、つまり「えびす講」。1年の無事を感謝し五穀豊穣、商売繁盛を願うという点では同じですが、両者には何のゆかりも関係もないそうです。
えびす講は、10月や11月に行う場合もありますが、有名なのは1月に行われる十日戎。
時期も酉の市とは異なります。

■関東の三大酉の市の一つ「鷲神社」へ
酉の市の起源は、日本武尊を祀る鷲神社のお祭りで立った市のようですが、現在では様々な神社で行われています。中でも有名な関東の三大酉の市と言えば浅草の鷲神社、新宿の花園神社、府中の大國魂神社の酉の市でしょう。

11月3日、「そうか今日は一の酉か!」と思い立ち、浅草の鷲神社にふらりふらりと出かけました。熊手は買いませんが、お参りして屋台散策です。
かつて、私は新宿の花園神社、雑司ヶ谷の大鳥神社の酉の市などには何度か行ったことがありましたが、鷲神社は初めての経験。
ところがどうでしょう!浅草という土地柄も相まってか圧倒的パワー、いやああ驚かされました。
吉原に近いことも影響して江戸後期から栄えたという、この神社の酉の市の雰囲気はどこか独特。どこの酉の市も楽しいのですが、ここは何かがちょっと違う雰囲気です。

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台東区千束の鷲神社の酉の市

人出の多さや、熊手屋の数もさることながら、何しろ周辺の屋台がすごい。鷲神社があるのは、台東区千束ですが、ほぼ浅草に至るまで通りという通りが、行け ども行けども、あらゆる種類の屋台で埋め尽くされ、深夜まで通りで酒を酌み交わしている人たちが大勢います。ゲストハウスに宿泊中の外国人旅行者も、騒ぎ に惹かれて宿を出て、屋台を巡っていました。
このアジア的な、あるいは江戸の下町的な雰囲気は、他の酉の市では味わえないもののような気がします。ただ、あまりにも屋台が多すぎて、どこで何を食べたり飲んだりしてよいのかわからないのが難点かもしれません。

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すでに深夜ですが、賑わいはとどまるところを知りません

■熊手を買う場合には
熊手は、基本的には神社が頒布するお守りではありません。ただ業者が神社の境内で販売している単なる縁起物(神社頒布熊手も無いわけではありませんが、メインは業者が販売する縁起物)。それが、こんなに盛り上がるのは面白いと思いませんか?

熊手は小さいものなら数千円から、それなりのものになれば数万円、立派なものになれば値段は天井知らずです。
いったんは値段交渉しても、結局は値切った分ご祝儀を載せて支払うのが粋な買い方。ご祝儀を払うと、店の方が威勢良く「商売繁盛」の掛け声で手締めをしてくれます。
ですから、お釣りを受け取るのはちょっと無粋で難しいという雰囲気です。もし数千円単位での買い物がしたかったら、千円札や五千円札を用意しておくほうが無難でしょうね。

■今年は三の酉まで
11月3日、15日、27日と、今年は11月に3度酉の日が巡ってきます。
ぜひ酉の市の雰囲気を味わってください。

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